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さくらももこさん 安らかに

漫画家のさくらももこさんが乳がんのため

53歳で亡くなりました。

同世代で同じ乳がん患者。

複雑な気持ちがします。



昨夜ヤフーニュースで速報が出て

スマホの画面にポップアップが出たようです。

家族が「さくらももこさん亡くなったって」と

大きな声でキッチンにいた私に声をかけました。

私も「なんで?病気?」と聞き返しましたら

本文記事を読んでいたらしい家族が

「うん・・・・・・乳がんだって」

と小さな声で言いました。

家族の方がショックを受けていました。

しばらくしてから「死なないでね」と言われたのですが

心の中では『死ぬ時は死ぬけどね』と思いながらも

「今のところは予定はないよ」と答えました。



さくらももこさんは

ほのぼのとした『ちびまる子ちゃん』でおなじみの超国民的漫画家ですが

私はさくらさんの漫画と言えば

それ以前のちょっと変わったシュールな感じの漫画の方をよく覚えています。



さくらさんがデビュー当時の『りぼんオリジナル』を読んでいました。

『りぼんオリジナル』は季刊誌で

『りぼん』よりも少し年齢層の高い読者をターゲットにしていたのか

ちょっと変わった作品が多かったように記憶しています。

ウィキペディアによるとデビュー作は

『教えてやるんだありがたく思え!』だそうです。

それも雑誌で読んだ記憶があります。

それよりも後で、『ちびまる子ちゃん』が始まるまでの中途の時期に

まるちゃんのプロトタイプみたいな少女を主人公にした漫画がありました。



まるちゃんはさくらももこさんの少女時代をモチーフにしているそうですから

多分あの漫画もさくらさんの実体験だと思います。



どういった内容かと言いますと、

主人公の少女(まるちゃんみたいな子)が

あまりなじみのない同級生の少年と話して

その子の持っていた包丁が落ちて

彼の足の甲に垂直に刺さりビックリしたけど

その子はやせ我慢して平気な顔をしていた・・・・

というような内容でした。

少年の家に遊びに行ったときだったか

少年が家の包丁を持ち出して広場で遊んでいた時だったか

なんでそういうシチュエーションになったのかは覚えていません。

その後、その少年はひっそりと引っ越して行ったはずです。

はるか昔の記憶なので細かいところが間違っているかもしれません。

でも、少女漫画のハードルを超越した内容でしたので

とても印象に残っています。

さくらさんはコミックエッセイの先駆け的な存在なのかなとも思います。



その後出てきた『ちびまる子ちゃん』のまるちゃんが

作品として創造された感じがするのに対し

プロトタイプの少女はとてもリアルな感じがしました。



実写版で友蔵おじいちゃんを演じたモト冬樹さんが

お悔やみコメントの中でさくらさんとのエピソードを語っていました。

さくらさんから「本当の友蔵はいやな爺だったんですよ」と言われたそうで

子ども向けの作品にするために性格を変えたのかなと思ったそうです。



私は初期の作品の方がさくらさんらしいのではないかと思います。

そちらの方が好きでした。

ご冥福をお祈りいたします。




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