大崎事件とか袴田事件とか。

昨日のニュースをご覧になった方も多いと思いますが

私はこの大崎事件のことを昨日まで全く知りませんでした。

再審請求をしている方が90歳という超高齢なのにも驚かされました。

やっぱり日本は高齢化社会なんだなと思います。



大崎事件とは、38年前の1979年に鹿児島県大崎町で

当時42歳の男性(四男)が遺体で発見され、

その後、長兄、次兄、次兄の息子、長兄の妻が逮捕された事件です。

今回再審請求した原口アヤ子さんは、長兄の妻だった人です。

事件の主犯格として刑が確定し、10年服役したそうです。

出所後に、再審請求を繰り返し行ってきて、

15年前に一度、地裁では再審請求が認められたのですが、

高裁、最高裁では退けられたので、再審にはなっていません。

原口さんは逮捕された当初から一貫して無実を主張してきたのですが

二つの理由で主犯として認定されたようです。

一つ目は、共犯とされた長兄、次兄、次兄の息子が主犯としての関与を認めたこと。

二つ目は、次兄の妻の目撃証言があったこと。

目撃証言があったのなら、実際に殺したのではないかと思いますが、

目撃内容と言うのが、「次兄と原口さんが男性を殺したと話していた」ことを目撃したので、

実際の犯行現場の目撃ではないそうです。

なんだかな~~

この当時に共謀罪があったら確実に有罪かもしれませんけどね。

自分の夫と息子が不利になるのにそんなこと言うのかな~~?

次兄と次兄の息子は服役後に「自白は間違いで本当はやっていない」と言っていたそうです。



犯行の動機は、当初「保険金目的」とされたそうです。

あれ?不思議だなと思ったのが

普通、生命保険の受取人は法定相続人じゃないのかな~~ということです。

これは、いろいろ他の方のブログとか調べてみて分かったのですが、

加入していた郵便局の保険の受取人が原口さんになっていたそうです。

亡くなった男性は妻と離婚して、一人暮らしでした。

じゃあ、犯行の動機があるのでやっぱり原口さんたちが殺したのかなと思いますが、

この保険は郵便局の人が無理矢理進めてしぶしぶ契約したことがわかっており、

警察も保険金目的という当初の犯行動機をあとから取り下げています。



再審請求が認められるのは、新たな証拠が見つかったときだけです。

今回の新たな証拠とは、警察に保管されてきたネガ18本が新たに見つかり、

その中に、犯行方法(タオルで首を絞めた)と合致しない死体の写真が

出てきたからなんだそうです。

首を絞めたときに出るような瘢痕が残されていないとかなんとか。

このネガ18本は、今まで警察によって隠されていました。

ワイドショーによると、

地裁に提出されていた700枚にも及ぶ写真以外にもないのかと

地裁が注意して、ようやくネガ18本が提出されたそうです。



先日見た弁護士のドラマ『グッドワイフ』の第1話でも

警察によって「排除」された証拠を開示することによって新証拠が見つかり、

元夫殺しで逮捕されていた元妻が無罪を勝ち取るというストーリーがありました。

確かドラマでは「証拠を分ける」と言っていたような。

たくさんの証拠の中で、事件に関係あると警察が判断したものと

関係ないと判断したものを分けることだそうです。

あくまで判断するのは警察です。

私ね~~裁判にかかるときって全部の証拠が提示されたうえで

裁判官が判決を決めるのかと思っていたのですけれど、

そうじゃないんですって。

ネガが提出されなかったのは

どんな理由だったのでしょうか?

当時の捜査官はもういないだろうし

今となってはどんな意図があったのか、

それとも、なかったのか知る由もないですね~~



でも、タオルで絞殺といえば

つい最近福岡県で警察官の夫が犯人の殺人事件がありましたよね。

子ども2人の殺害方法は、ヒモ状のモノでの絞殺なので

首にクッキリと痕が残っていたそうです。

妻の首には痕が無かったけれど、首を骨折していたので

タオルで首を圧迫したとされています。

じゃあ結局、痕が残っていなくてもタオルでの絞殺は可能ということだから

原口さんたちがやったんじゃないかという疑念も捨てきれないのではないでしょうか?



犯人とされた二人の兄と兄の息子には知的障害があり

警察の誘導によって自白したのではないかとされています。

知的障害があろうがなかろうが

警察に恫喝されたら怖くなって警察のストーリーに沿った自白をすることは

充分に考えられます。

38年前でもそうでしょうし、

今現在でも

そういうことが繰り返されてきているのを私たちは知っています。



科学的な証明をしようと思えば、

まず初めに推論を立てます。

その推論が正しいかどうか調べるために実験をしていくわけですが、

推論自体が間違っている場合は

新しい推論を立て直さなければいけません。

警察の捜査において推論を立てるのは

課長さんとかチームの上席の人たちだと思いますが、

当初の推論が違っていても

あとからそれを変更することは難しいんじゃないかと思いますね。

経験に基づいた過信とかプライドとかあるでしょうしね。

犯行動機が保険目的で無くなった段階で

原口さんが主犯であるという推論は崩れているんじゃないかと私は思います。



とりあえず逮捕して自白を取るのが

昔の捜査方法ですね。

科学的根拠が特になくても

自白があれば有罪になったので

だからこそ警察も無理してでも

何としてでも自白を引き出そうとしてきたのでしょうね~~



同じく鹿児島県で志布志事件が起こっていますが

こちらも自白を引き出そうとして

踏み字などの人権侵害がありました。

やっぱり自白偏重の捜査は止めた方が良いし

全件録画も必要な措置だなと思います。

アメリカの刑事ドラマでは

録画とミランダ警告は必須ですけれど、

日本も少しずつ権利の先進国に近付ければいいですよね。

日本は三権分立とは名ばかりで

司法は一段低く扱われているように感じます。

もっと司法権が成熟していけばいいなと心から思います。



弁護側は、殺人事件ではなく事故だったと主張したいようですが、

堆肥の中に埋もれていた理由が

自然発生的にそうなったのか、

埋められたのかハッキリしない以上

事故として片付けるのは難しいのではないかと思います。



それで結局何が言いたいかといいますと、

私は犯行の目撃者でも何でもないので

殺人事件なのか事故なのかとか

実際に原口さんが主犯だったのかとか

そういったことは分からないのですが、

現在開示されている証拠だけで

原口さんを主犯として10年の刑を科したのは間違いだと考えています。

再審が行われたらいいのにね。



袴田事件についても

伝えられている証拠から袴田さんを犯人とするには

無理があると思っています。

警察のストーリーは

放送したら炎上しそうな感じの下手なドラマの脚本

というと言い過ぎですかね。

こちらも中途半端になってるみたいだから

ご存命のうちに動きがあれば良いですね。



(注)てにをはなど変なところがあるので、気が付いたら直しています。




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