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ネコの毛並の遺伝子(7)

オスネコで優Oのときに、優B、優Aならどうなるかしら。

O遺伝子の方が上位になるので、オレンジ(茶トラ)、クリームになるのよ。



ここで私の疑問なんだけど、オレンジ系は必ずトラ柄になるらしいのね。

黒猫や白猫は単色なのに、オレンジ単色が無いのは何故なのかしら?

アビシニアンやソマリはオレンジ単色があるように見えるけれど、

あれは縞模様を司るT遺伝子(優Ta)の働きによるものらしいのね。

これもご存知の方がいらっしゃればコメントくださいね。



メス猫の場合、XXなのでO遺伝子2個あり、(劣w劣w、Cの条件下)

優O優Oならオレンジ(茶トラ)、クリーム

優O劣oなら黒系オレンジ系の二毛、三毛猫(優Sの条件)

劣o劣oなら黒、ブルー(灰)、キジ、サバ ・・になります。

この・・は、何だ?と思ったかしら。

黒系の色は、優B(黒)、劣b(チョコレート)、劣b1(シナモン)とあるので、

それにまた劣d劣dを考えると、書くのが面倒なので書きません。



優Oは上位だから、優O劣oのときは茶トラにはならないのか?

X染色体の不活性化(ライオニゼーション)という作用が働いて、

X染色体が2本あるときは、どちらかのX染色体がお休みするのね。

優Oが働いて、劣oが休んでいる部分は、オレンジ(茶トラ)、クリームになるし、

優Oが休んで、劣oが働いている部分は、黒、ブルー(灰)、キジ、サバ・・になります。

ライオニゼーションはメアリー・ライオンさんという女性の遺伝学者によって提唱されたのよ。



またまた、私の疑問なんだけど、サビとムギワラはどういう分け方なのかしら?

と思っていろいろ調べたら、

「IRISぺっとWEBマガジン アイリスペットどっとコム猫といっしょ」猫用語辞典の「サビ」の項で、

「サビ」に縞が混ざると「ムギワラ」と記載アリ。

勝手に引用してごめんなさい。「サビ」自体の説明には?のところありました。

『ネコの毛並み-毛色多型と分布-』では、サビは「黒二毛」、ムギワラは「キジ二毛」と

書かれているわね。



三毛猫で、優Aのある場合は、シマ三毛(黒の部分がシマシマ)、

優Aの無い場合は、黒三毛(黒の部分にシマなし)になります。

『ネコの毛並み-毛色多型と分布-』には、キジ三毛、黒三毛と分けてあったけど、

サバ三毛は無いのか気になるので、シマ三毛とします。

猫里親募集掲示板をよく見るのだけど、最近の三毛ちゃんはシマ三毛が主流で、

黒三毛を見かけることはめったにないわね。



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