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ネコの毛並の遺伝子(5)

遺伝子について、もう少し詳しく説明するわね。

プロではないので、厳密な言葉づかいではないけれど、だいたいの感じを掴んでね。

何度も書くけど、文はハチコだけど、文責は負わないわよ~~



遺伝子とは、特定の遺伝情報が含まれた単位です。

例えば、毛を黒くする遺伝情報はB遺伝子、毛をオレンジ色(茶トラの色)にする遺伝情報はO遺伝子など。

細胞の中の細胞核の中にDNAという物質が含まれていて、このDNAは、遺伝子の設計図です。

B遺伝子のことも、O遺伝子のことも、全てこのDNAに組み込まれています。



DNAは長いので、もつれないようにクルクル巻かれて(クロマチン構造)います。

区切りの良いところで切れていますが、1個の細胞核に含まれるDNAの長さをつなげると

全長は2メートルくらいあるそうです。

毛の遺伝子だけでなく、尻尾の遺伝子とか、内臓の遺伝子とか、

ネコの個体を作るためのプログラムが全て含まれるので長くもなりますが、

遺伝情報を含まないような役に立たない部分もあるそうです。



細胞周期の中で、細胞が休んでいるときは、クロマチンは細胞核の中をプカプカ浮いているようですが、

現在の顕微鏡ではどんな状態か見ることが出来ないそうです。

細胞分裂の前に、DNAが複製され2倍になりますが、絡まないように、

もっと凝縮された形態になります。

この時期に、染色液に浸すと形が見えるので、染色体と呼びます。

DNA < クロマチン < 染色体



染色体は、DNAの区切れごとにまとまっているので、1つのDNAから複数の染色体が出来ます。

ネコの染色体は、38本です。

ちなみに、ヒト(人間)は46本、イヌは78本です。

ビックリすることに例外もあります。

この例外が、三毛猫のオスの謎を解くカギです。



ネコの染色体の内訳は、18対の常染色体と1対の性染色体です。

常染色体を、大きさ順に並べると、18種類になります。

それぞれ父から受け継いだものと母から受け継いだものが1本ずつあるので、36本。

性染色体は、父親由来の(XかY)、母親由来のXがあります。

父親からY、母親からXをもらえばオス(XY)になります。

両親からXをもらえば、メス(XX)になります。

36本の常染色体と2本の性染色体を足して、38本になります。



ちょっと中途半端ですが、長くなったので、終わります。

次回をお楽しみに~~



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