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貧困ってなんでしょうか?

日本の子どものうち6人に1人が貧困なんだそうです。

ニュース番組で取り上げられていました。

「ああ、そうなんだ。

バブルが弾けて、

一億総中流世帯じゃなくなって、

日本はずいぶん貧しくなったんだな。」

と、思っていました。



先日、NHKのニュース番組で

「貧困女子高生」が取り上げられていたので

拝見しました。

家にお金がないので進路を諦めたとか、

クーラーがなくて濡らしたタオルを首に巻くとか、

パソコンがないのでキーボードだけ買ってもらったとか、

つつましく暮らしている風の報道でした。

でもね~

ものすごく違和感があったんです。

女子高生のご自宅の様子が映し出されていたのですが、

アニメグッズが大量にあったり、

モノが多かったり、

本当に貧困なんだろうかと思わずにいられませんでした。



案の定と言いますか、

同じようにこのニュースを見た人々が

報道は捏造だとか、エセ貧困とか思ったようで

ネットで炎上し、

女子高生の住所・学校などが特定されたりしたようです。

個人情報を特定したりネットに流したりするのは

犯罪ですし、モラルの観点からもダメだと思います。

この報道で悪かったのは

この女子高生ではなく

物事を深く考えずに安易に報道してしまったNHKだと思います。

報道機関なんだから、もうちょっと勉強してほしいです。



貧困には「絶対的貧困」と「相対的貧困」の2種類あるそうです。

「貧困」と聞いて普通の人が思い浮かべるのは「絶対的貧困」の方だと思います。

お金がなくて食べるものが買えない・・・

そういう状態です。

生活保護を受けられなかった方が餓死したというニュースを聞くこともありますね。



「日本の子どもの6人に1人が貧困」という時の貧困は

「相対的貧困」を指すようです。

所得が、平均的所得の半分以下しかないということだそうです。

巧く説明できないので調べてください。

これだけ聞くと、やっぱりお金がないんだと思いますが、

所得だけのことなので

資産は含まないそうです。

そして、貧富の差が激しければ

相対的貧困は増えるんだそうです。



NHKニュースで取り上げられた女子高生も

相対的貧困者に該当するようなんですね。

「アニメグッズ買わないで節約してパソコン買ったらいいのに」

という批判は、

相対的貧困率という指標の意味するところから判断すると

的外れなんですね~~



今回いろいろ調べてみての私感ですけど、

「日本は以前に比べて貧富の差が激しくなって

相対的貧困率が高くなってはいるが

本当に生活が苦しい人(絶対的貧困者)はそんなにいない。」

というところに落ち着きました。



こういうニュースを流すのは、

「みんな貧乏なんだから

政府に対して不平不満を言わずに

我慢しなさい」っていうような

どこからかの圧力なのかしら?




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