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ガンに対する俗信?

最近ガンについて話す機会が増えたような気がします。

私がガンに罹っていると知らない人でも

世間一般の話題として普通になってきているようです。

日本人の二人に一人はガンにかかると言われていますから

国民の関心事としては当たり前かもしれませんね。



それでよく

「若い人は進行が速いから」と聞くんですが

その度に???って思うんです。

若かろうが年取っていようが

そのがんの性質によって進行度は違うので

若くしてガンになったから死にやすいというわけでもないと思うんです。

逆に、年取ってかかったから死ににくいというわけでもないですし。

そもそも、がん細胞が分化していって

検査などで発見されるまでには

何年か時間がかかりますよね。

昨日なかったのに今日2センチのガンが出来た!

なんてことはありえません。

若い人は進行が速いと悲観することなく、

年取った人は間違って安心しないように、

正しく治療を受けていただきたいと思います。



私は乳がんですけど

ガンと判明してホルモン療法をすると決まった時に

「ホルモン療法を受けると太るらしいけど、これ以上太ったらいやだわ」と

周りの人に言ったことがあるんですね。

そうすると99%くらいの人が

「これから痩せるから」と言いました。

抗がん剤を受けたときに

吐き気も味覚障害もあったけれど

美味しくお食事をいただいて

全く痩せませんでした。

それで主治医に

「抗がん剤の副作用はあるけれど食事も美味しくて全然痩せません。痩せるって聞いてたのに・・」

と言いますと、主治医が

「誰がそんなこと言ったんですか?」と聞くんですね。

「世間一般の方が・・」と答えると

「乳がんの人は死ぬ間際まで食べてる人いますよ(笑)」と言うんです。

へえ、そうなんだ!

イメージと全然違う!

って驚きでした。

まあ、死ぬ間際まで食べるのは大袈裟な表現かもしれませんが

ガリガリに痩せていくことはなさそうな感じです。



自分がかかってみないと分からない事も多いですし、

同じ病気でも人によっていろいろ違いますし、

新たな驚きとともに日々過ごしています。




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