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STAP細胞

スゴい事ですね。



初めてこのニュースを聞いた時は、

内容がよく分からなかったので、

iPS細胞よりも簡単に安全な初期化細胞が出来たなんて

便利になったな~と、

それくらいの感想だったんですね。



ところが、

新聞を読んだりネットで調べたりして、

造り方の発想から違うと理解してから、

このスゴさがジワジワ伝わって来ました。



ユニットリーダーの小保方さんが、

若くて可愛い容姿の方であることにも驚きました。

ムーミン好きで、おばあ様からいただいた割烹着で

研究されている姿は微笑ましいです。

最初の頃は、イギリスの科学誌に

「細胞生物学の歴史を愚弄している」とまで

酷評されたそうですが、

今回の掲載にいたって喜びもひとしおですね。



そこで、素人の素朴な疑問なのですが、

「一度分化した細胞は、自分の力で初期化するはずがない」という

細胞生物学の「常識」は、一体誰が言い出したことなのでしょうか?

今回の研究でも、弱酸性の溶液に浸したり、毒素をかけたり、

いろいろなストレスを与えてみて、

それぞれに初期化が見られたそうで、

弱酸性溶液に浸すのが一番成功率が高いというお話ですから、

今までの科学者もいろいろやってみたら初期化に成功していたかもしれませんよね?

誰が作った「常識」なのでしょう。

思い込みだったのでしょうか。



生後ほどないマウスの体細胞でしか成功していないそうですから、

今後はヒトの細胞でも応用できたら良いですね。

一つ解明されたら、それに伴う複数の「何故?」が出来ますから

研究しなければならない事が増えて研究者の数が足らなくなりますね。

若い方でこれからの目標が定まっていない方は、

細胞や遺伝子を研究する学問へ是非とも進んで頂きたいです。



猫の遺伝子を調べる時に、

遺伝子や細胞に関する本をたくさん読みました。

産まれてくることって

本当に奇跡的な事なんだなと、

つくづく思いました。



人は皆、両親からそれぞれの遺伝子を受け継いでいます。

ですが、同じ両親から生まれた兄弟姉妹が

全く同じ遺伝情報をもつことはありえません。

(一卵性双生児は例外ですが、これはこれで奇跡)

ヒトの染色体数の組み合わせを考えると、

私が、私の遺伝子情報の組み合わせを持って生まれたことは

本当に奇跡的な事なのです。

遺伝子情報が違えば別人ですからね。

また、めでたく受精できたとしても、

受精卵の3割は、気が付かないうちに自然に流産してしまうそうです。



このようにして、奇跡的に生まれてきた命を

大事にしてほしいです。

遺伝子の話は難しいので

小学生では無理かもしれませんが、

中学生になると理科の授業で出てきますから、

是非とも専門家を読んで学校で講義をしていただいたら

良いですよね。

訳があって、親御さんの顔を知らずに育つ方もいらっしゃると思いますが、

ご自身が奇跡の子であることを誇りにしていただきたいと思います。
 


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ネコの毛並の遺伝子(9)

テンテン、今日はネコの毛並について、ちまたの噂を検証するわね。



(1)茶トラ(オレンジ)のメス猫はすごく少ない!?

茶トラのネコは、オスの場合は優O(Y)、メスの場合は優O優Oの時に産まれます。

順番に見てみましょう。

  父がオレンジ(優OY)の場合

  母がオレンジ(優O優O)なら、

  息子(オス)は優OY、優OY

  娘(メス)は優O優O優O優O

  
  母がオレンジ・黒系両方ある(優O劣o)なら、

  息子(オス)は、優OY、劣oY、

  娘(メス)は、優O優O、優O劣o


  母が黒系(劣o劣o)なら、

  息子(オス)は、劣oY、劣oY、

  娘(メス)は、優O劣o、優O劣o


  父が黒系(劣oY)の場合

  母がオレンジ(優O優O)なら、

  息子(オス)は優OY、優OY

  娘(メス)は優O劣o、優O劣o

  
  母がオレンジ・黒系両方ある(優O劣o)なら、

  息子(オス)は、優OY、劣oY、

  娘(メス)は、優O劣o、劣o劣o


  母が黒系(劣o劣o)なら、

  息子(オス)は、劣oY、劣oY、

  娘(メス)は劣o劣o、劣o劣o

  
茶トラはメス1に対してオス2のため、

茶トラのメスは茶トラのオスに対して少ない。


ここで、他のメスを見てみましょう。

優O優O(茶トラ):劣o劣o(黒系)=1:1ですね。

これに優Aがかかると、茶トラは茶トラのままですが、黒系はキジ猫になります。

これに優A、優Iがかかると、茶トラは茶トラのまま(多分)ですが、黒系はサバ猫になります。

O遺伝子が上位であるので、茶トラは他の遺伝子が働いても変化が少ないですが、

黒系は他の毛色に変わっていきます。


よって、

茶トラのメスは茶トラのオスよりも少ないが、

ネコ全体の中で希少ではない!!



(2)三毛猫(二毛)のオスが少ないのは致死遺伝子のせい!?

ネコの毛並の遺伝子(8)の記述通り。

致死遺伝子のせいではありません。

オスの三毛猫の確率はどれくらいか、『三毛猫の遺伝学』p215より引用。

  1万7000匹の三毛ネコを調査した結果をもとに、雄の三毛ネコがどのくらいの率で出現するかを

  予測すると、だいたい三万匹に一匹ということになる。

「ボクは三毛猫、男の子!~オスの三毛猫、聖くんのブログ~」によると、

聖くんはXY/XYのキメラで、茶トラのオスと、黒系のオスが1つの胚になったそうです。

たまたま、三毛猫のオスとして生まれたからキメラであることが判明したけど、

黒と黒、茶と茶ではキメラかどうかわからないわね。

キメラのネコって結構多いのかしら?



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ネコの毛並の遺伝子(8)

ではでは、オスの三毛猫はなぜ産まれるのか?なぜ珍しいのか?



オス(XY)にはX染色体が1個しかないので、

優Oならオレンジ系、劣oならオレンジ系にならない(黒系)はず。

オレンジ系と黒系が同時に存在しないので、二毛にも三毛にもならないはずでは???



答えは、ヒトで言うところの「クラインフェルター症候群」に該当する状態だから。

クラインフェルターさんと言う学者さんが、病気でもないのに女性化している男性について

論文を発表しました。

その後、他の学者によって、染色体の識別方法が確定されてから調べてみると、

クラインフェルター症候群の男性はX染色体が多いことが分かりました。

XXYとかXXXYとかです。



X染色体が多くなる原因はいくつかあります。


1つ目は、性染色体の不分離。

親の性染色体が減数分裂する際に、上手に分裂できなくて、

受精の際に、XXとYがくっついたり、XとXYがくっついたり、XXとXYがくっついたりして

通常のオスXYよりもX染色体が多くなる場合です。


2つ目は、モザイク。

受精卵が体細胞分裂の際に失敗して、XY染色体をもつ細胞や、XXY染色体をもつ細胞が混在した場合。


3つ目は、キメラ。

ネコは、1回の発情期間に複数回受精します。

複数の受精卵同士がくっついて、1つの胚になる場合を言います。

メスになるはずの受精卵とオスになるはずの受精卵がくっついたら、XX/XYとなるのね。


このような性染色体異常は、不妊の場合が多く、子孫を残せません。

だけど、稀に、生殖のできる個体があります。

正常な精子が作れたら、繁殖に問題がないのね。



また、「遺伝子乗り換えによりO遺伝子がY染色体に乗り移った時」Wikipedia(三毛猫)

と記載がありますが、そういう場合もあるのね~~



このように、三毛猫のオスが発生する確率が非常に低いので、個体数が少ないのです。



にほんブログ村の「その他 珍しい猫」にランキングされている

「ボクは三毛猫、男の子!~オスの三毛猫、聖くんのブログ~」

2011年9月9日記事で、

御玉のついたミケ男子の写真が見られるわよ~~



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ネコの毛並の遺伝子(7)

オスネコで優Oのときに、優B、優Aならどうなるかしら。

O遺伝子の方が上位になるので、オレンジ(茶トラ)、クリームになるのよ。



ここで私の疑問なんだけど、オレンジ系は必ずトラ柄になるらしいのね。

黒猫や白猫は単色なのに、オレンジ単色が無いのは何故なのかしら?

アビシニアンやソマリはオレンジ単色があるように見えるけれど、

あれは縞模様を司るT遺伝子(優Ta)の働きによるものらしいのね。

これもご存知の方がいらっしゃればコメントくださいね。



メス猫の場合、XXなのでO遺伝子2個あり、(劣w劣w、Cの条件下)

優O優Oならオレンジ(茶トラ)、クリーム

優O劣oなら黒系オレンジ系の二毛、三毛猫(優Sの条件)

劣o劣oなら黒、ブルー(灰)、キジ、サバ ・・になります。

この・・は、何だ?と思ったかしら。

黒系の色は、優B(黒)、劣b(チョコレート)、劣b1(シナモン)とあるので、

それにまた劣d劣dを考えると、書くのが面倒なので書きません。



優Oは上位だから、優O劣oのときは茶トラにはならないのか?

X染色体の不活性化(ライオニゼーション)という作用が働いて、

X染色体が2本あるときは、どちらかのX染色体がお休みするのね。

優Oが働いて、劣oが休んでいる部分は、オレンジ(茶トラ)、クリームになるし、

優Oが休んで、劣oが働いている部分は、黒、ブルー(灰)、キジ、サバ・・になります。

ライオニゼーションはメアリー・ライオンさんという女性の遺伝学者によって提唱されたのよ。



またまた、私の疑問なんだけど、サビとムギワラはどういう分け方なのかしら?

と思っていろいろ調べたら、

「IRISぺっとWEBマガジン アイリスペットどっとコム猫といっしょ」猫用語辞典の「サビ」の項で、

「サビ」に縞が混ざると「ムギワラ」と記載アリ。

勝手に引用してごめんなさい。「サビ」自体の説明には?のところありました。

『ネコの毛並み-毛色多型と分布-』では、サビは「黒二毛」、ムギワラは「キジ二毛」と

書かれているわね。



三毛猫で、優Aのある場合は、シマ三毛(黒の部分がシマシマ)、

優Aの無い場合は、黒三毛(黒の部分にシマなし)になります。

『ネコの毛並み-毛色多型と分布-』には、キジ三毛、黒三毛と分けてあったけど、

サバ三毛は無いのか気になるので、シマ三毛とします。

猫里親募集掲示板をよく見るのだけど、最近の三毛ちゃんはシマ三毛が主流で、

黒三毛を見かけることはめったにないわね。



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ネコの毛並の遺伝子(6)

ネコは、上位者が下位者のお尻のニオイを嗅ぐ権利を持つのよ。

私はテンテンのお尻をクンクンするけど、テンテンがクンクンしようとすると怒るわ。

私の方が、強いのよ~~



さて、遺伝子の色を日本語で説明するのって難しいわね。

茶トラの茶色の部分と、キジ猫の茶色の部分は、違う遺伝子の働きによって出来ます。

でも、日本語では同じ「茶色」です。

混同するといけないので、茶トラの色はオレンジ色と言うことにします。



それから、遺伝子記号を表すときに、優性遺伝子は大文字、劣性遺伝子は小文字と

決まっていますが、大文字と小文字って画面上では見分けがつきにくいので、

優性遺伝子は優大文字、劣性遺伝子は劣小文字(O遺伝子の場合は、優O、劣o)と書くことにします。



毛並の遺伝子座は常染色体上にありますが、O遺伝子座だけX染色体上にあります。

と言うことは、オスは性染色体がXYなので、母ネコから受け継いだX染色体上のO遺伝子しかありません。

メスは、性染色体がXXなので、O遺伝子は2個あります。

ここで問題です。

オスの場合、優Oならば、何色になるでしょう。
 ・
 ・
 ・
オレンジ色(茶トラ)!!

正解でもありますが、不正解でもあります。

これは、他の遺伝子の組み合わせによって変わるからです。



優Wを持つ猫は必ず白猫になります。

優W優W(両親から優Wをもらったとき)でも、

優W劣w(片方から優W、他方から劣wをもらったとき)でも、必ず白猫になります。

「W遺伝子はほかのすべての毛色遺伝子に対して上位である、という言葉を遺伝学では使う」
(『ネコの毛並み-毛色多型と分布-』より引用)

W遺伝子は、毛並の遺伝子ですが、メラニン色素合成に関係するので、目の色が青になったり、

オッドアイ(左右で目の色が違う)になったり、耳が聞こえにくくなったりするそうです。

耳の器官が形成されるときにメラニン色素が必要だからとか、音を聞く細胞に変異を起こさせるためとか、

諸説あります。



次に、C遺伝子は着色をつかさどる遺伝子です。

有色にするには、チロシンという物質を酸化し、メラニン(黒色や茶色の素)を合成しないといけません。

この時には、チロシンを分解する酵素(チロシナーゼ)が必要ですが、C遺伝子が劣c劣cになると、

チロシナーゼが生成されず、チロシンを分解できないので、メラニン合成されません。

皮膚の色素が作られないのでアルビノ(色素欠乏・白化)になります。

毛だけでなく、目の色素も作られないので、血管の色がそのまま映り、赤目になります。

実際の写真は、Wikipedia「白猫」に載っています。

アルビノのネコの発生率は極めて低いと思います。

サイアミーズ(シャムネコ)やバーミーズといったネコ種のポイントの出方にも、

このC遺伝子が関わっています。



D遺伝子が劣d劣dに揃うと、オレンジ色が希釈されてクリーム色になります。



S遺伝子では、優S優Sの場合、白斑が大きくなり色柄部分が少なくなります。

優S劣sの場合は、白斑が少なくなり色柄部分が多くなります。

劣s劣sの場合は、白斑はありません。



優Oを持つオスの色は、白・オレンジ(茶トラ)・オレンジ白(茶トラ白)・クリーム・クリーム白。

ネコ種によっては、レッドポイント、クリームポイントになる。

でいいのかしら。難しいわね~~



I遺伝子は、フェオメラニン(キジ猫の毛の茶色い部分)を希釈するので、

キジ猫をサバ猫に変化させます。

オレンジはフェオメラニンの色だから、茶トラの条件に優Iがあれば、

黒い部分の無いサバ猫(グレーと白の縞)になるのかしらと思ったけれど、

I遺伝子よりO遺伝子の方が上位になって希釈されないのかしらね。どうかしら?

詳しい方がいらっしゃればコメントくださいね~~

追記:I遺伝子は、WやOより弱いので、劣w劣wかつ劣oの時でないとシルバーにはならないそうです。
   アグチのタビー模様がシルバーになります。
   『ネコと遺伝学』を参照しました。



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